
パソコンで作ったものを3次元の世界に召喚しようとすると、どうしたって「印刷」という手段をとるしかありません。また、印刷用紙というと基本的には真っ白なコピー用紙のイメージですよね。 しかし世の中広いもので、コピー用紙はもちろんシールやマグネット、木材への印刷など、いろいろな種類の印刷用アイテムがあるんです!作ったデータを何に印刷するかで作品の幅がぐっと広くなりますよ!
今回はそんな工作やハンドメイドにピッタリの印刷用紙を色々ご紹介します。見ているだけでも「こんなものもあるんだ!?」とビックリな出会いがあると思います♪
また、実際に用紙を購入する際の注意点も併せてご説明しますね。
紙にもいろいろ!印刷用紙
何かと使える!厚紙用紙
何かと使える厚紙用紙。ペーパークラフトにも最適です!コピー用紙への印刷に飽きたら厚紙用紙への印刷も試してみてください。ペーパークラフトなど印刷して工作する方はご家庭に100枚入り一袋あっていいと思います。
どれくらいの厚みなのか?サイズはA4かA3かA5か?ご自宅のプリンターに対応しているのか?などはきちんと確認してくださいね。
肩たたき券にもできる!チケット用紙
最初から切り取り線が入っている厚紙用紙です。複数枚つづりのものやもぎれるタイプがありますよ!
バザーやお楽しみ会などいろんな場面で活躍できそうですね。
ポイントカードに!二つ折り用紙
持ち運びに便利な二つ折りのポイントカードが作れる用紙です。手作りスタンプカードにしてスタンプやシールを貼ってあげるとお子さんも喜びそうですね。
サプライズにも!和紙の箸袋
友達や家族を食事にお招きしたときなんかにオリジナルの箸袋が出てきたら盛り上がること間違いなしです!
ただしこちらの商品は生産中止のようなので、今出回っているもので全てですね。。。ですので購入はお早めに!
子どもが喜ぶ!ラベルシール
自分で切ってダイカットステッカーに!ノーカットラベルシール
いわゆるシール用紙ですね。丸や四角などの切り込みがないものを「ノーカット」と言います。好きな画像や写真などを印刷してはさみでちょきちょきすればすぐに使えます♪
種類もたくさんありますので、マット紙なのか光沢紙なのか、ラベル用なのか写真用なのか、などは購入前にしっかり確認してくださいね。
名前シールにも!丸型や四角ラベルシール
すでにシール部分が丸や四角の形にカットされたラベルシールです。
丸や四角のラベルシールはすごく種類が豊富で、カットされた部分の大きさや用紙の大きさでたくさんの類似品がありますので、よくよく確認してから購入してくださいね。
また、手書きできる、水濡れに強いなどの性質のものもあります。お弁当箱や水筒、コップに貼る場合は水濡れ対応のシールを選びましょう!
上から耐水の透明なシールを被せるようなものではなく印刷するだけで貼って使えるシールのため、本当に水に強いのか私も疑い半分で使用してみましたが、シールを重点的にゴシゴシ洗ったりしなければ意外と長持ちしていい感じでした!
ハンドクラフトの味方!マスキングテープ
ハンドメイド・ハンドクラフトの定番でもあるマスキングテープも印刷できる用紙が販売しています。
お気に入りの画像や写真を印刷して貼れば雰囲気の良いおしゃれな作品ができそうですね!
キラキラシールが手作りできる!ホログラムシール
子ども大喜びのやつです!すでにキラキラしている用紙に印刷するタイプと、白いラベルシールに印刷したあと上からキラキラのシールを貼り付けるタイプとがあります。
お気に入りの写真がかわいい切手風に!写真シール
切手のようなギザギザの形に切り込みの入ったシールラベルです。女子力高めデザイン力高めのハンドメイドに使えますね!
こんなものにも!?紙以外への印刷
プリンターに直接突っ込んで印刷できるわけではないのでひと手間必要になりますが、実は布や木、金属やプラスチックにもプリントすることができちゃうんです!
これを知っていると知らないとではプリンターの活用レベルが変わってきますね!
持ち物の名入れにも便利♪布プリント
なんと紙だけでなく布にも印刷できちゃいます!
布にプリントできるタイプは、「布シールに直接印刷するもの」「特殊な用紙に印刷したインクをアイロンを使って布にくっつけるもの」があります。
また、後者にはさらに「接着タイプ」と「転写タイプ」があるので、購入の際は買おうとしているものがどういうタイプのものなのかを確認してくださいね。
また、白い布に印刷したいのか、色付きの布に印刷したいのかでも用紙がで変わってきます。
転写タイプ…特殊用紙にインクを乗せるように反転印刷をして、アイロンをかけることでインク部分が布に移る
売り物のような仕上がりに!木材プリント
木にもプリントできるって知ってましたか?こちらは布プリントでいう転写タイプのシートになっています。特殊な用紙に乗せたインクにのりの粉をまぶし、アイロンを使って木材に圧着します。
木材はプレートやキューブ型のものなどいい感じのものが百均にも豊富に売っています。私の場合、アイロンよりも大きな面に圧着するのはちょっと難しかった(できないわけではない)のですが、小さな面への圧着はほぼ失敗なしでできました。また、内容のシートは3枚とありますが、シートは複数回使用できるもので、消費するのは付属の粉(ホットメルトパウダー)になります。なので、粉がある限り繰り返し使うことができます。さらに粉の消費量もインクにまぶす分だけでよいので無駄がなく、毎回案外コスパがいいです。最低限なので、手作りとは思えないような完成度の高い作品ができますよ!
金属・ガラス・プラスチックにも印刷できる!?水転写シート
金属やガラスにもプリントできるなんて驚きですね。こちらは水を含ませることで圧着するタイプです。ツルツルの面でないとくっつけられないのでご注意を!
また、下の商品はアクリルスプレーが別途必要になります。百均で購入できます!
コスプレにもピッタリ!ボディシール
こちらも水で圧着させるタイプのものです。スポーツ観戦のときによく頬に国旗のペイントをしている人いますよね。日本みたいな簡単な国旗ならいいですが、複雑な図案のときはいちいち描くのは大変なので印刷して用意してしまいましょう!印刷したものを切って体につけ、上から水を含ませたティッシュなどでトントンすることで簡単につけられます。白地とクリア地があるので購入の際にはよく確認してくださいね(クリア地の場合、白は印刷されません)。
ハロウィンの仮装なんかにも役に立ちそうですね!
丸いものにも貼れる!曲面シール
通常、シールって曲面に貼れないんですよね、端が寄っちゃうので。でもこのラベルシールは引っ張ると伸びるので丸っこいものにも綺麗に貼り付けることができます!
ただ、本当にまんまるのものにはさすがに貼れないです。地球儀の展開図にみたいにしてから貼ればなんとかなりますがシールとシールが重なるところの色味が濃くなったり…みたいな問題もありますので、緩やかな曲面に貼るくらいの使い道にしましょう!
こちらも残念ながら生産が終わってしまったようなので、今あるものだけの販売になります。
使い道いろいろ♪特殊なシート
工作の定番!インクジェットプラバン
トースターで焼いて縮める子どもの遊びの定番であるプラバンも、プリンターで印刷できるものがあります。焼いて縮めるとインクも縮まって濃くなってしまうので、印刷する図案の色は少し薄めにしておくと焼いた後ちょうどいいですよ。
百均に売っているはがきサイズのものが手軽で便利ですよ!(3枚入り100円)ただ、白地のものはダイソーやキャンドゥで売っていますが、透明のものはセリアにしか売っていないので気を付けてくださいね!
透明できれいに仕上がる!OHPフィルム
百均等に売っているペンライトに入れてファングッズにするもよし、透明感を活かしてモビールなどにするもよしです!
インクジェット用のものだとインクを乗せるために少しやすりがけしてあるようなざらつきがありますが、レーザープリント用のものだと完全に透明なものが売ってますよ。
プラバンもそうですが、普通の家庭用プリンターは白を印刷できない(データ上白い部分は透明のままな)ので、その点に気を付けて作品を作ってくださいね。
そのまま印刷できちゃう!マグネットシート
マグネットのシートにそのまま印刷できるタイプです!厚みも薄めではさみで楽に切れるので、好きなように印刷して切り取れます。お当番表や時間割表作るのなんかに使えそうですね。
シールじゃないから剝がしても安心!吸着シート
子どもにシール作ってあげたいけど、家の中にシールを貼られるのはちょっと…という場合には、吸着シートが強い味方になってくれます!
窓や鏡、コンセントの周りのようなツルツルの面にしか貼れませんが、シールと違って粘着テープがついているわけではないので簡単・綺麗に剝がせます!
下の商品は印刷したものの上からコーティングのシートを貼って強度を高めるタイプです。窓に貼るウィンドウステッカーとかによさそうですね。
※エーワンの吸着シートは同じ写真で青いパッケージのインクジェットプリンター用と緑のパッケージのレーザープリンター用がありますので間違えないように注意してくださいね!
金箔入りでクオリティアップ!インクジェット和紙
印刷できる和紙って普通に売ってるんですね!良い日本料理屋さんやお宿のお食事のメニューに使われている特別なもののイメージでした。
意外にもいろんな種類があるのですが、オススメは金箔入りのものです!金箔が入っているだけでかなり豪華に見えて作品のクオリティも上がりますよ♪
印刷用紙を購入するときの注意点
印刷アイテムって意外にもかなりいろんなものがありますよね!これは欲しい!使ってみたい!と思えるようなものはありましたでしょうか?ネット経由で買わなくても、ヨドバシカメラやビックカメラのような家電量販店で扱っているものも多いです。
が、欲しいと思っているものを確実に購入するために、以下の点はしっかりと確認してくださいね。
- 用紙のサイズは手持ちのプリンターと用途に合っているか
- 印刷に対応しているのはインクジェットかレーザーか両方か
- 手持ちのプリンターに対応しているか
- マット紙、光沢紙、写真用紙など紙質はどうか
- 地の色は白か透明か
私も適当に選んで何度も間違ったものを購入してしまったので、皆さんは気を付けてくださいね!笑
活用方法はアイデア次第!いろいろな印刷グッズを使って楽しくハンドメイドしましょう♪