
スライドを印刷に適した大きさにするためにはいくつか設定が必要だということをご存知ですか?
画面はOffice2021のものですが、他のバージョンでも同様のやり方でスライドサイズが変更できます!
おすすめは2019以降
PowerPointを含むOfficeソフトは3年ごとに新しいバージョンが出ており、Office365はサブスクのため常に最新の機能を使うことができます。 個人的にはアイコンやストック画像、スケッチスタイル(手書き風の枠線)などのパソコン工作に欲しい機能がそろっているので、2019以降のバージョンの使用をおすすめしています。 365には1か月の無料体験版もあるのでぜひ使ってみてくださいね!
スライドをA4サイズにするには?
スライドのサイズを直接入力すること
まずはPowerPointを起動し、新規スライドを開きます。
「デザイン」タブをクリックし、右端にある「スライドのサイズ」をクリックします。
「スライドのサイズ」ウィンドウが出てきますので、ここの「幅」に29.7cm、「高さ」に21cmと入力し、OKを押すとA4サイズの横向きのスライドが作成できます。
※21と入力したのに「20.999…」等と表示されるかもしれませんが大丈夫です!
「スライドのサイズ指定(S)」のプルダウン(すでに用意された項目から選べる部分)にA4サイズやはがきサイズの指定がありますが、ここで指定しても印刷するときのサイズにはならないので注意!
スライドにまだ何も書いていない場合はどちらを選んでも大丈夫です。
スライドにすでに何かがあった場合、「最大化」を選ぶと全面に映るよう大きくなり、「サイズに合わせて調整」を選ぶとスライドに全体が収まるよう小さくなります。
戻るボタンでやりなおしもできますので、どちらがいいかとりあえず選んでみましょう。
A4サイズのスライドができました!
A4以外の定型サイズの大きさは?
印刷でよく使うはがきサイズ、A6サイズ~A3サイズは以下の数値になります。
「幅」と「高さ」にそのまま入力すると縦向きの用紙になりますので、横向きがいい場合は左右の数字を入れ替えてくださいね。
- はがきサイズ…100mm×148mm(10cm×14.8cm)
- A6サイズ…105mm×148mm(10.5cm×14.8cm)
- A5サイズ…148mm×210mm(14.8cm×21cm)
- A4サイズ…210mm×297mm(21cm×29.7cm)
- A3サイズ…297mm×420mm(29.7cm×42cm)
印刷するときの注意
「用紙に合わせて印刷」にチェックは入れる?
印刷前に印刷レイアウトの部分をクリックすると、下に「用紙に合わせて拡大/縮小(S)」という項目があります。
この「用紙に合わせて拡大/縮小(S)」にチェックを入れると、同じA4サイズに印刷したとしても、印刷したときの少しサイズ感が変わってしまいます。
想定していた大きさと絶妙にずれてしまう…というときは、ここにチェックが入っているかどうか確認してみてくださいね。
「用紙に合わせて拡大/縮小」は、A4で作成したスライドをA5やA3に印刷したいときなどにスライドサイズを変更しないで拡大/縮小をするときに使えます!
スライドサイズが変えられたら、さっそく作品を作ってみましょう♪