【PowerPointの基本③】図形や画像をクリックできないようにする!スライドマスターの使い方

アイキャッチ
この図形はこの位置から動かしたくないな…
大きさも変えたくない…

ってことありませんか?ありますよね?あります。
パソコン工作をやっていると、どうしても印刷の都合で大きさや位置を変えないでおきたい図形に直面します。
子どもに「この図形の大きさも場所も絶対動かさないで!」なんて言ってもなかなかできることではありませんし、気を使いながら操作するのは大人でも難しいです。
そんなときに使えるのがPowerPointの機能である「スライドマスター」です!

スライドマスターで「クリックできない図形」ができる!

サイコロ作るから上から文字とか画像とか入れてほしいけど
土台の図形は絶対動かすなよ!絶対クリックすな!
んな無茶な…

そんなときに便利なのが、動かしたくない図形や画像を「スライドマスター」に配置すること。 百聞は一見に如かずなので、とりあえずやってみましょう!

スライドマスターは「表示」タブの中にあります。これをクリックすると…

スライドマスターが表示されました!
ここに先ほどのサイコロの展開図を配置します。

スライドマスターを使用している際は「スライドマスター」タブが表示されるので、「スライドマスター」タブから「マスター表示を閉じる」をクリックします。

これでもう土台の図形動かないよ
まじで!?これだけ!?

スライドマスターのイメージは、「スライドの下にあるスライド」という感じなので、下(スライドマスター)に敷いてある図形や画像は上からはクリックしたりできないんですね。 お仕事では会社のロゴを貼り付けるため~とかに使えます。
ちなみにですが、スライドの下ではなく上に画像や図形を固定する機能はPowerPointにはないようです。

スライドマスターは複数作れる!

サイコロの他にも動かしたくない図形があるんだけど…
オーケイオーケイ

スライドマスターを開き、左側のスライド一覧を見てください。先ほどサイコロの図形を入れたスライドの下に、今度は大きな四角の図形を入れてみました。「マスター表示を閉じる」をクリックします。

「挿入」タブ(またはホームタブ)から「新しいスライド」をクリックしてみてください。 すると、先ほど作った四角い図形を持ったスライドが選べるようになっていますね!
「スライドマスター」はスライドの「レイアウト」と対応しています。なので、一度スライドを作成した後でも、ホームタブの「レイアウト」から土台のスライドを選び直すことができます。

スライドマスターは「全てのスライドに共通するもの」「特定のスライドに適用させるもの」を“セクションごと”に作成することができます。
レイアウトに対応しているということがわかっていればわかりやすいですね!

図形をクリックせずに色を変える方法

マスターの図形の場所は絶対動かしたくないけど
色は変えたいときとかはどうするの?
ワンチャンある

サイコロの土台は動かなくなりましたが、サイコロの面の色が全部真っ白だと寂しいので、それぞれに色をつけたいとします。
でもクリックしてしまうとはずみで移動したり大きさを変えてしまったりするかも…。そういうときは、こんな方法で乗り切るのはいかがでしょうか?

スライドマスターの中にある図形を編集する方法なので、スライドマスターを開いた状態です。
「ホーム」タブから「選択」をクリックし、「オブジェクトの選択と表示(P)…」をクリックします。

左側に表示された「選択」のメニューには、スライド内にある図形や画像の名前が書いてあり、クリックすると該当の図形や画像をクリックしたのと同じ状態になります
つまり、図形や画像を直接クリックしなくても色を変えることができるのです!便利!
ちなみに図形や画像の名前は名前の部分をダブルクリックで変更することができます。(上の画像では上から6つはすでに変更されていますね)
色を変えたい図形の名前をクリックしたら、いつも通り図形の色を変えてみましょう♪

図形の色の変え方はこちらの記事からどうぞ!

おると

【PowerPointの基本②】図形の色の変え方!パターンやグラデーションなども

PowerPointは図形や画像を扱うことに長けたソフトです。挿入した図形や文字にかなり簡単にいろんなパターンの色を付けられることをご存知ですか?当ブログで…

パワポには便利な機能がたくさんあって、子どもに触らせるときの補助の方法もいろいろです。 今回はスライドマスターを使って、図形を動かしてしまわないようにする方法を解説しました。
お子さんとパソコン工作をするときに活用してくださいね♪

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